院長挨拶
宇治莵道の地に婦人科単科のクリニックを開設してからこの11月で14年が経過しようとしています。
当初の新規開業のコンセプトは次世代のこどもを創る“不妊治療”に情熱を燃やすことで今年の8月末までで不妊症例682例を経験しうち388例(妊娠反応陽性)の妊娠を数えております。
昨年4月から生殖補助医療(体外受精 顕微授精(人口受精も)も保険収載が認められたこともあり若い世代の不妊のかたの受診が増えてきたようです。さらに今や10人中一人が体外受精(顕微も含め)で出生しています。
ただ私のクリニックでは開業当初に熟慮の上、一般不妊治療(人工授精までの技術で体外受精までは踏み込まない方針で)までの治療を続けています。保険が認められたとはいえ体外受精は患者さんへの肉体への負担が重く決して優しい治療とはいえないと思いーーー(勿論、対外受精以上の治療が必要な症例もありますが)ます。加えて日本の人口構成はご存じでしょうが急速な高齢化をたどり今や日本女性の半分以上が50歳以上です。ということはすでに月経がなくなってしまった方も多く当然のことながら更年期にともなう不具合で生活の質を落とされている方も多くこの方面にはホルモン補充を始め漢方薬やエクオールそして継続的なスポーツをお勧めています。また長期のコロナ禍にあって若い世代でも強いストレスのためか月経不順や無月経を訴える人も多く将来を見据えた適切な対応をとっております。
院長 阿部 純
院長プロフィール
主な経歴
昭和51年 | 京都府立医大 卒業 |
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昭和51~54年 | 京都第2赤十字病院 産婦人科で研修 |
昭和55~59年 | 関連病院産婦人科で医長・部長職歴任 |
昭和59~63年 | 母校大学院にて研究生活(神経解剖学) |
昭和63~平成9年 | 多治見市民・草津中央(現在 草津総合)病院産婦人科部長 |
平成9~平成22年 | 徳洲会系列の総合病院で産婦人科部長歴任 (多くの不妊症例を経験) |
平成22年 | 京都府宇治市にてあべじゅん婦人科 を開業 現在に至る |
資 格
- 日本産科婦人科専門医
- 医学博士
- 母体保護法指定医
所属学会
- 日本産科婦人科学会
- 日本生殖医学会
- 日本受精着床学会
- 日本子宮内膜症学会
- 乳腺甲状腺超音波学会
趣 味
学生時代は山岳部(南アルプスが主)
クラシック(特にマーラー好き) フルート演奏(上手になりませんが、月1レッスン中です)
マーラーの私小説風で難解さと俗っぽさの同居する11曲の交響曲に魅せられて20年になります。